研究実績一覧

大麦若葉エキスに関する過去の研究実績の一覧です。

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  4. Ethanol extract of Cyclolepis genistoides D. Don (Palo azul)induces formation of myotubes, which involves differentiation of C2C12 myoblast cells [Cycloleis genistoides D. Don(Palo azul)のエタノール抽出物は、C2C12筋芽細胞の分化に関与する筋管の形成を誘導する]
パロアッスル 筋分化

Ethanol extract of Cyclolepis genistoides D. Don (Palo azul)induces formation of myotubes, which involves differentiation of C2C12 myoblast cells [Cycloleis genistoides D. Don(Palo azul)のエタノール抽出物は、C2C12筋芽細胞の分化に関与する筋管の形成を誘導する]

「Nntrition Research Vol. 36, p.731-741(2016)」

本研究では、Asteraceae属に属する草本多年生であるCyclolepis genistoides D. Don(俗名:palo azul)のエタノール抽出物の細胞分化作用を調べた。パロアズルは、メタボリックシンドロームの予防に寄与する多くの生理学的効果を有するが、メカニズムは不明なままである。我々は以前に、パロアズルは脂肪分化効果を介して抗糖尿病活性を有することを示唆した。ここでは、palo azulが筋芽細胞の分化を促進するかどうかに焦点を当てた。マウス筋芽細胞株C2C12を培養し、palo azul (12.5-200μg/mL)のエタノール抽出物を含むまたは含まないウマ血清を用いて分化させた。インシュリン様成長因子-1およびミオゲニンを含む分化マーカーを評価するために、定量的リアルタイムポリメラーゼ連鎖反応を実施した。筋管形成を評価するために、免疫組織化学によってミオシン重鎖(MHC)の発現および局在を検出した。palo azulは分化マーカーの発現を増加させた。さらに、免疫組織化学分析は、筋管の直径および融合指数の増加とともに、palo azul処理後のMHC筋管の形成の増加を明らかにした。MHCの発現量も増加した。結論として、palo azulは体内の筋肉量を増加させ、筋細胞分化を促進することによって筋管の形成を促進することによりインスリン抵抗性状態を改善し得る。

佐藤 洋美 1,船木 麻美 1,木村 友紀 1,住友 麻衣 1,吉田 博也 2,深田 秀樹 3, 上野 光一 4
1 千葉大学大学院 薬学研究院 臨床薬理学研究室, 2 株式会社 IHM, 3 日本薬品開発株式会社, 4 千葉大学予防医学センター