研究実績一覧

大麦若葉エキスに関する過去の研究実績の一覧です。

  1. トップ
  2. 研究実績
  3. 研究実績一覧
  4. Formation and Inhibition of Genotoxic Glyoxal and Malonaldehyde from Phospholipidsand Fish Liver Oil upon Lipid Peroxidation[脂質過酸化時のリン脂質および魚肝油からの遺伝毒性グリオキサールおよびマロンアルデヒドの形成と阻害]
大麦若葉 抗酸化作用

Formation and Inhibition of Genotoxic Glyoxal and Malonaldehyde from Phospholipidsand Fish Liver Oil upon Lipid Peroxidation[脂質過酸化時のリン脂質および魚肝油からの遺伝毒性グリオキサールおよびマロンアルデヒドの形成と阻害]

J. Agric. Food Chem., 42 , 1728-1731 (1994)

脂質の過酸化により生成される多くのアルデヒドは、動脈硬化を含むさまざまな疾患に関与していると報告されている。 血漿脂質であるレシチン、およびタラ肝油(冠状動脈疾患に有益な効果があることが知られている)は、フェントン試薬によって酸化される。 酸化生成物であるマロンアルデヒド (MA) とグリオキサールは、それぞれ 1-メチルピラゾールとキノキサリンに誘導体化した後、α-トコフェロールまたは2″-0-glycosylisovitexin (2″-O-GIV) の存在下でガスクロマトグラフィーによって分析された。 α-トコフェロールは、低用量(1μmol)のレシチン5mgからMAとグリオキサールの生成を効果的に阻害したが、2″-O-GIVは同レベルの阻害を生じさせるのに6μmolを必要とした。しかし、α-トコフェロールは、2″-O-GIVと比較してタラ肝油の場合には満足な効果を示さなかった。さらに、タラ肝油にα-トコフェロールを添加すると、グリオキサール生成がわずかに増加した。本研究の結果は、2″-O-GIV は魚油に対して優れた抗酸化物質であることを示している。

Tadashi Nishiyama 1)、Yoshihide Hagiwara 1)、Hideaki Hagiwara 2)、Takayuki Shibamoto 2)
1)Depertment of Environmental Toxicology,University of California,Davis
2)Hagiwara Institute of Health